デトロイトメタルシティ(映画)
さてさて、デトロイトメタルシティ観て参りました。仕事後のレイトショーだってのに結構人居ましたね。公演から1週間内に観たのって、実にもののけ姫以来かも知れない…w
お客さんは二分化されてると言ってもほぼ過言ではない感じで「もともと原作からのファン(DMC的に言えば信者系)」と「話題性・松山ケンイチ等目当ての流行り系」と分かれるかと。自分は完全前者です。
予想していた通りと言えばいいのか、結構ガッチリ規制はかかってますねw まあ、一般様宛に作られているものなので予想の範囲内になりますが。DMCの楽曲に使われる歌詞もそうですが、カミュこと西田の原作で放たれるあの犯罪領域の発言はなく、「ブルマ」しか言ってねえw もう少し期待していたんですがwww
ストーリー的には、一応映画ですから道筋はついてます。原作の部分部分を繋ぎ合わせた仕様。それ故に原作と違う展開にガッカリすることもしばしばありました。あとは必然要素ではありますが一つのテーマを掲げてそこに添って話しを進めていくような構成になってました。(要らない、と言ってしまえばそこまでですがw)
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だけど、イイなと思う点も勿論あるわけで。先ずは松山ケンイチさんはじめDMCメンバーはイメージを損壊させることなく、思ってた以上にハマッてて良かったと思います。2次元から実写に起こす場合は原作のイメージって壊れやすいと思うんですが、メイクと衣装をはめてしまえばこりゃビックリ。良く出来ていました!
ライブ映像に音をはめ込んでしまえば、結構興奮のライブシーンも出来上がってますし、ロック好きの人であれば結構ググッとくるものがあるのではないかと思うんですけどね。結構喰い入るように観てましたw 映画館ならでは、音響も良く迫力あったと思います。全然完璧ではないけど、魅せる音楽としては良し!!
中でも松雪泰子さんの演じるデスレコーズ社長は素敵でした。何が素敵だったかは観て頂いてと思うのですがシンクロ率高かったなと思います。カミュこと秋山さんもかなりイメージ通りですし。個人的には根岸家が全体的によくハマっていて好きでした。
そしてジーン・シモンズ。もともと大好き!と言うまでではないですけど、少なからず入門的にやはり聴く道ですし。貫禄あってSUGEEEEEEE!って思ったんですけど、活かしきれてない感も否めませんでした。もっと!もっと!ってなるw
…逆にアサトのあの設定だけは本気で要らなかったですね。別の付加要素は要らないですよ…
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書きたいことを書くとネタバレと繋がっていってしまうので、難しい範疇ですが。総評して原作と切り離したものと考えれば面白かったと思います。原作に忠実なものを求めてしまえば、コレは駄作。観る視点によって評価は変わるだろうと思いました。私は半々で感想を持っています。原作的視点でいけば期待ハズレ、だけど「映画」としてみれば面白い。
実際、映画館内で笑いが起こるシーンが幾つかありますが笑いのツボは二分化されていたと思うし。おそらく「信者と流行り」の成す感性の違いかと。だって明らかに違うじゃないですか、観てる視点がw
でも、それでいいのかも知れないw だって映画だもん!(まとめられなくなったので適当にw)
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映画を観てコレ買っておきましたw 感想はもう少し聴きこんでみてから…
あの、アレですよ?勿論ネタとしてです…w メタル領域は詳しくないですけど、本気でメタルだと思って、となると痛いかもw あくまでも原作と映画を楽しむための物として捉えておくべきアイテムだと思うんですが。
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